ヨーロッパでは、埋葬遺跡などで、宝飾品が見つかり、
銀の歴史の始まりは紀元前3000年頃と言われています。
日本での歴史はヨーロッパと比べると浅く、紀元前100年頃だと言われています。
当時、日本では銀の使用は一般的ではありませんでした。
日本とは対照的に、ヨーロッパでは様々な場面で銀を使用してきました。(宝飾品や貨幣や器など)
銀は「毒に触れると曇る」と中世のヨーロッパにおいては言われていて、毒殺などを未然に防いでいました。
(当時、毒物というと、硫砒鉄鉱(りゅうひてっこう)と呼ばれるもので、銀と硫砒鉄鉱が反応すると、
毒物を知らせるサインとなっていました。これは、硫砒鉄鉱に含有している硫黄分が反応するためです。)
当時、晩餐会などの場で銀で作られた食器を使うことは、安全の表明でもあったようです。